涙の中に虹が見える

大切な人の自死と悲しみを乗り越える、100の方法

わが子を自殺でなくしました。世界が崩壊し、宗教、哲学、スピリチュアル、悲しみを乗り越えるためのありとあらゆる方法を試した道のりを綴っていきます。悲しみは一生続きます。それでも生きられる。生きる意味はあると信じて。

2016年06月

真田丸 鶴松の死に思う

今日の真田丸はすこし見ているのが辛い回でした。

鶴松の短い人生に生きた意味はあったのか、と秀吉は嘆きます。
涙無くして見られませんでした。(号泣はしませんでしたが)

私も息子をなくしたとき、同じように思いました。
彼の17年という人生。
もっと生きていれば、楽しいこともあっただろう、おいしいものも食べさせてやれただろう、
好きな人もできただろう、、、と。

でも今は、17年を彼は彼なりに精一杯に駆け抜けたのだと思っています。
 そして、生きていた時の経験値は、ちゃんとあちらでの生活のプラスになっているのだと今は思います。

今は、そういう風に思えるようになりました。
それでもやっぱり悲しいですけど。

真田丸、これから滅びの展開だなあ。
秀吉の最期はさんざんいろんなドラマでみましたが。
ずうずうしく生き延びている脇キャラが救いです(笑
 

最古の酸素は131億年前に

最近、家にいる時間が増えたので、格段にテレビを見る時間が増えています。

だいたい朝、起きて、めざましをかけて、子どもを起こし、お弁当を作って、送り出します。
そのあと、めざましがファッションコーナーになると、若向けすぎて(汗 使えない情報なので
NHKに変えます。

すると、便利グッズ?生活の知恵?みたいなコーナーをやっていますので、
ほうほう、 洗濯物は両側に長いのを干すとよいのか、とか
倒れてもこぼれないカップとか、朝食をすませつつ、うらやましげに見ます。

それでおしまい。
あとは消してお仕事です。

なぜかといえば、テレビはだいたい1時間でぐるぐる同じネタを使いまわしているからです。
痛ましいニュースは何度も見たくありません。

夜もだいたい夕食のあと、ニュースかNHKの情報番組などをすこし見ます。
そこで、50度のお湯、5分でカビが死滅するんだって、
とか、ゴキブリはすべての家具を5センチ以上離してあれば住めないんだって、
とか、これはと思ったものを、主人にシェアするのですが、
主人はたいてい、へえとか、そう、とか
私ほど感心しません(汗

テレビの情報なんて嘘か、娯楽ぐらいに思ってるんでしょうね。

私はみのもんたの情報番組を見たあとのおばちゃんよろしく、
クレソンががん予防によいと知れば、スーパーの野菜コーナーへいき、
クレソンをさがしました。

みつかりませんでした(笑

ちなみに、長生きしたいからではなく、痛くて闘病が大変な病気はヤダという利己的な理由です。

さて、今朝驚いたのは、最古の酸素は131億年前にできたというニュース。
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宇宙誕生が138億年前なので、7億年後に酸素ができた、という計算。

さて神様は7億年かけて酸素をお作りになったというのは、
途方も無く根気強くていらっしゃるのか、
それとも聖書にあるように、7億年は神様にとっては7日間ぐらいにしか感じないのか?

どちらにしても、私達人間がなにかをなしとげるとに、何回も生まれ変わるのはしょうがないのかなと思いました。

神様だって7億年かかるんだから。

そんな風に、今日は131億年前の大宇宙を、気長に、楽しみに、観察している自分を想像してみました。 

(写真素材ぱくたそ) 

舛添都知事の辞任騒動について

今回の、都知事の騒動を見ていて思うのは、
人は自分が圧倒的に正義だと思って、人を攻撃するときはとっても生き生きしてるなあということ。

なんでしょうね。
私はひねくれものなのかもしれませんが
舛添氏の失敗は、事後の対応も含めて、まあ失敗だとは思いますけど、
それを引きずり降ろそうとしてる都議会議員の人たちが、
スキャンダルにむらがるマスコミとおんなじように見えてしかたない。

 正義。

自分が正しいと思うこと。
正しいって一体何でしょうね。

ヒットラーだってのぼり調子の時は、自分は国民に選ばれて国民の声を代表して、働いているのであるって、思ってたわけですからね。

それに都議会議員の仕事って、失敗した人をとりかえること、だけじゃなくて
都民のための政治、政策を議論して吟味して進めていくことでしょう。

(その本来の仕事をするために今、辞めさせようとがんばってるんです!
と言われそうだけど)

正義については、今やっている大河ドラマ「真田丸」の考え方のほうが好きです。
沼田城が誰のものか、と議論する場面で、堺雅人演じる真田源次郎信繁は、
相手から「本能寺の変」のどさくさに紛れてかすめ取ったではないか!
と言われて、、、

おっしゃるとおり、だまし取り、かすめ取り、勝ち取りました!

と開き直る。
それが政治だよと。正義なんてふりかざしちゃーいませんよと。

もちろん、開き直ればいいと言っているのではないですよ(笑
自分が圧倒的に正義だと思い込むことの危うさについて、今日は考えてみました。
 

ジョジョの奇妙な冒険4部の億泰はすごい

たまたま見てハマりました。

億泰(おくやす)という、バカな不良高校生がいるんですが、父の仇を討とうとして、兄弟で主人公の仗助と戦うんですけど、、、
兄がこの億泰をかばって死んでしまうんです。
兄貴は確かに俺をかばったよなあ?と主人公に尋ねる、
このシーンで泣けてしまって。

そしてこの億泰、敵だった仗助になついて親友になってしまうという笑
不思議と憎めない、ちょっと昔の不良というか、愛すべきキャラなんです。

なんでしょうね。

うちの息子も、この億泰みたいに、世の中のことなんかあまり深く考えなくてもいいから、ただすなおに育ってくれていたらと。

そういう風に子供を育てられなかった自分を今は責めはしないですが、このアニメを見るたびに、そうだよな、もっとおバカに、行き当たりばったりに、泣いたり笑ったりしながら生きようと思うのです。勧善懲悪でない、不思議?な展開も好きです。

アニメは死んだ息子も好きで、うっかりよく一緒に見たアニメの主題歌とか聞くと涙が出てきてしまいますが、新しいのは平気です。

もう原作の漫画を買おうかと思うぐらい、毎週楽しみにしています。

時薬について

遺族として頑張ってきたけど時間が経ってから体調が悪くなりました、というおたずねがありました。

hikariさんは、お子さんの年齢からして、私とあまり年代も違わないかと思います。
つまり、普通に考えても、ホルモンバランスも崩れる時期ともぶつかっています。
そういう時期を、私はただただ泣いて過ごしていたので、当然体力作りはできていませんでした。
それでも、です。
ともかくこの2年生き延びた自分をまずは褒める、そして体の調整はこれから、と思っています。

怠けていたわけじゃない!
できる精一杯をして今の自分があるんだ、と思うことにしています。

hikariさんも、今まで心配をかけないよう、気を張って過ごしてこられたのではとお察しします。
 特に咳は体力も消耗し、お辛いですよね。

これからのことですが、、、

まずは押し殺していた感情を認めてあげてください。
安全な環境で、泣くなどの感情のデトックスをしてあげてください。
直感的にこの方は信頼できると思えるヒーラーさんがいれば頼られていいと思います。

ゴロゴロしている自分を責めてしまう、、、責めてしまう自分も許してください。
息子さんのこと、何故親の自分が気付いてやれなかったかと、ご自分を責める気持ちもおありだと思います。それもとことん、許してください。

寝る前に「〜〜してしまった自分を許します、過去は手放します」とアファメーションを言ってください。一人の時でいいのです。レーネンさんのオーラを広げるエクセサイズもしています。

家族が見たらオカシイと思われるかもしれませんが、いいんですよ。
そんな時は、私は

「こんな平和なご時世に自分の子供の酷い死体を見たんだもの、
ちょっとぐらいおかしくて当然、
人目など気にしてる場合ではない、
人生の救急治療が必要な時」

と自分に言い聞かせています。

自分を癒す力が一番あるのは自分です。
今自分に一番必要なことを知っているのも、カウンセラーではなく、自分です。

その自分が自分を責める敵になってしまったら、辛いのです。
だから、何があっても、自分は自分の味方だ、と心に固く決心してください。
オットやお姑さんや、家族に怠けていると思われたとしても、です(笑

次には、何か外に出て、新しいことを始めてみてください。
お子さんのことがある以前に、やってみたかったこと、子供の頃に好きだったこと、
時間ができたらやってみたいと思っていたこと。

ウォーキングとか、高尾山ぐらいの軽いハイキングとか。
そんなことを1つでいいので始めてみてください。

私は絵でした。
ただし、それでプロになろうとか自分にプレッシャーをかけないこと(笑
今の世の中、それでモノになるの?という問いかけが強すぎです。
(息子もそれに負けて、ログアウトしてしまったと感じています。)

ものになるか、損か得か、経済成長につながるか!ではなく、好きだからやる。
人間はそういう風に生きてもいいはずなのです。
そういう風にしか生きられない弱い人も、生きていい社会になるべきです。
(憲法は本来、すべての人が生きる権利を保障していますね)

極論すれば、ゴロゴロしている私でも日々の食べ物を買い、電気も使い、スマホ代も払っているのですから、経済活動に貢献しているんです。
(三食昼寝付きの私って役立たずかも、などと罪悪感を感じるのは、政治の策略です!)

hikariさんの場合、咳というのは「出すものを出したい」「息苦しい」という体の訴えでもありますから、感情のデトックスをすること、新しいことをすることで、改善を目指されてはどうでしょうか?

もちろん、お医者様には定期的にかかられてくださいね。

私も先は長いので、ヨガマットとDVDで自宅ヨガを始めました。
もう少し腰がよくなったら、ジムに行きます。
過去は手放して、これからゆっくり、ご一緒に、一歩ずつ新しい自分を始めましょう。

 
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