涙の中に虹が見える

大切な人の自死と悲しみを乗り越える、100の方法

わが子を自殺でなくしました。世界が崩壊し、宗教、哲学、スピリチュアル、悲しみを乗り越えるためのありとあらゆる方法を試した道のりを綴っていきます。悲しみは一生続きます。それでも生きられる。生きる意味はあると信じて。

2016年05月

亡くなった人のものは処分しましょう

私は息子のお葬式の一週間後には、息子のものを整理して、ほとんどのものを捨てました。

息子に現世に思いを残して欲しくなかったからです。

よくお子さんをなくすと子供部屋をそのまま残しておくという方がいますが、私はそうしませんでした。

私は息子はあちらの世界に新しく生まれたのであり、もはや、息子という人格をふくめた、たくさんの過去生を生きた上位の人格(スピ風に言うならハイヤーセルフですね)に戻っていると思うからです。

とはいえ、私は割合過去のものはなんでも捨てる派です。東京で暮らすには、家はせまいので、祖母みたいにデパートの包み紙さえ取っておく、という生活はコスパが悪い(笑)から、とも言えます。

いま、息子はきっと自由です。
私が泣くとのぞきに来ているようですが、私が笑えば息子も安心して好きなところで好きなことをしているはずです。

5月29日死とスピリットワールドのワークショップ

がウィリアムレーネンさんによって開催されます。

私も息子を亡くして3ヶ月後にレーネンさんのカウンセリングを受けました。

因縁になるとか怖いことを言ったり、依存させるようなことは決して言わない、本当に力のある方です。

大切な方を亡くされて辛い方はぜひ行かれたらいいと思います。

他のミディアム(霊媒)の方に、亡くなった方からのメッセージを頼むこともできますので、ibokさんのサイトを参考になさってください。

私はめったに他の方を紹介しませんが、レーネンさんのところは信頼できます。

このブログはコメント自由です

なんども書いておりますが、ここではなんでも、辛いとか苦しいとか、ネガティヴなことはもちろん、立ち直ってきましたというポジティブなコメントもすべて自由にしていただいています。

ここ数日は季節柄か体調くずし、ほとんどゴロゴロしていました。

ゴロゴロできる自由があるのはありがたいことです。

わたしは生きているだけですごい!と自分をほめることにしているので、ゴロゴロすることに罪悪感はありません。

人生にむだな日などないし、寝ているだけだったように見える日さえも、もうひとつ上の視点から俯瞰してみれば、あるいは別の日になってみれば意味があると気づけると思います。

借金がある、すべての友だちもなくした。大切な人をなくした。孤独だ。そんな人でも新しい1日を始めることはできます。

誰かに何か聞いてほしい、そんな気持ちの方がおられたらいつでもコメントください。お時間はかかるかもしれませんが、お返事します。

NHKスペシャル人工知能を見て

家族と話をしました。

もし人工知能がすべての問題を解決したらニンゲンは何をすればいいのかな?

食べ物は必要な分だけ生産され
病気は早期に発見され
恋人のいない人には世界一理解してくれる恋人にもなってくれ

そうしたら、遊んで暮らせばいいのかな

でもさしもの人工知能も地震の制御だけはできまいね

そして死んだ人を生き返らせることも

そう思ったらすこし泣けました

物であふれるのが自由なのではなく

時間であふれることが自由なのだ。

ホセ・ムヒカ

おすすめ瞑想アプリ

まだ瞑想マイブームが続いています(笑

アマゾンで瞑想CDを選ぼうと思ってもあまりにたくさんありますので、無料でお試しできて、心にもやさしいアプリをご紹介します。

寝たまんまヨガ 

ヨガとありますが、体を動かすものではなく、ほぼ伝統的な、ヴィパッサナー瞑想です。

しかも「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」では、熊本地震への支援として「Healing & Recovery」を2016年5月末まで「無料」で提供いたします。

とのこと。過去に想いを馳せてしまいがちな時、今に意識を戻す訓練にもいかがでしょうか。

追記
この投稿をしたあとレーネンさんから、家の中で瞑想していないで欲しいもののために行動してはどうですかとメッセージがありました。
ですよね笑
ということで、行く先も決めずにおでかけしました!

マインドフルネスの1日研修に

参加してきました。以前ご紹介したティク・ナット・ハン師のヴィレッジからいらした僧侶団の講演と、聖路加病院の先生の講演が午前中にあり、午後は瞑想を体験してきました。

基本の考え方は

・過去を思わない
・未来も心配しない
・今の自分がしていることに意識をむける(マインドフルでいる)

です。
 
ご飯を頂くときは、食べることだけに集中する。人参を一切れ、みつめ、口に入れ、エネルギーとしての人参がここまでやってきたことに思いをはせる。ていねいに。
一杯のお茶をいただく。
両手に持った器のあたたかさをていねいに感じる。香りを味わう。色をみる。お茶を育て、作った人、運んだ人、売った人、もちろん、買い求めた自分にもリスペクトを払う。

マインドフルネスには、痛みや苦しみを変容させる力があるのです。
薬とちがい副作用もありません。

私たちはみな孤独で、孤立しており、魂のふれあう相手を求めていると僧侶のお一人が講演の中でおっしゃっていました。

でも拒絶されるのがこわくて、さびしいと言うことさえできないんですね。

本当は、幸せや評価をくれるのは他人ではなく、自分自身。
自分がやすらぎの島であり、幸せのもとでもあるのにね。
そうしたことに気づき直すための魂の家族が、日本にはもっと必要、そういう活動に参加してください、というアドバイスもいただきました。

また、苦しみのただ中にいる人には、ただ無言でそばにいること、その大切さも教わりました。

宗教に関係なく、ティク・ナット・ハン師の教えは好きです。やさしいのです。ぜひ触れてみてほしいです。
 
リトリート ブッダの瞑想の実践
ティク・ナット・ハン
新泉社
2014-04-05




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